脳科学を用いたオススメ勉強法(１２月)

過去に保護者の皆様からご相談いただいたことを中心に月１更新で勉強法を紹介していきます。

Ｑ．勉強時間は長くなってきましたが集中しているようには見えません。集中力を高めるにはどうすればいいですか？

Ａ．まず集中力がどれくらい続くのかと言われてたら、３０分～６０分くらいと答える人が多いのではないでしょうか。授業時間やテスト時間が自分自身の集中可能時間より長ければ、集中力は途切れて当然だと思います。ちなみに、平均的な集中持続時間は５０分程度であり、集中持続時間の限界は９０分程度だと言われています。ですのでただ長くするのではなく、時間を区切って行うことをお勧めします。一般的に何かの作業を行うとき、初めと終わりが特に集中力が高くなるとされています。この現象をそれぞれ「初頭努力」「終末努力」と呼びます。この「努力の性質」を自習時間に活用することが重要です。具体的に言うと、最も効果的な自習サイクルは「３０分学習、１０分程度の休憩」の連続とされています。６０分・１セット学習で初頭努力と終末努力をそれぞれ１回利用するよりも、３０分・１セット学習にして初頭努力と終末努力をそれぞれ１回利用したほうが、１日トータルでの集中時間において、圧倒的な差が生まれます。特に初頭努力は何度も起こしやすいというデータもありますので、有効に活用しましょう！

１１月はテストがたくさんあります。受験クラスでは統一テストや合格判定模試、公立中高一貫模。高校受験クラスでは統一テストや合格判定模試、御三家合格判定模試今。一般公開テストではチャレンジテスト。テストは「学力を測ること」に注目してしまいますが、もっと大事なことは「今後を学力をどう伸ばすか」という視点をもって学習の見直しを行うことです。成績表の返却面談で先生たちと一緒に計画を立てて何をやるか具体的に考えて実行しよう！

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